会長挨拶

このたび、佐賀県卓球協会会長に就任いたしました伊藤 正です。

簡単に自己紹介をいたしますと、昭和321月生まれ、昭和54年に大学卒業後佐賀県庁に入庁、平成283月退職後、同年4月から令和53月まで佐賀県社会福祉協議会に勤務しておりました。

私と卓球とのかかわりですが、中学から高校まで卓球部、就職後は佐賀県庁の卓球部でしばらくピンポン玉を追っていました。残念ながら、特筆すべき成績はなく、久しくラケットも握っていませんが、世界での日本選手の戦いに一喜一憂する、いたって普通の卓球好きです。

ところで昨年、佐賀県でSAGA2024国スポ・全スポが開催されましたが、卓球競技で佐賀県は成年男子が優勝、成年女子が2位という素晴らしい成績を収めることができました。佐賀県の卓球界にとって最高の1年と言っても過言ではありません。これは、選手をはじめ国スポを目標にして東奔西走、奮闘いただいた関係者の長年のご努力の賜物です。心から敬意を表する次第です。

こうして最高の成績を残していただいた川浪前会長の後任として、この成果をどのようにして受け継いでいけばいいのか・・・競技としての卓球を追求することはもちろんだが、やはり、卓球を通じた人づくり、地域づくりも忘れてはならない、そのためには、佐賀県の卓球界の目標など、まずはビジョンが必要、という考えに至りました。また、皆さんの中にあるいろいろなアイデアを提案していただく、そういう仕組みも作れれば、と思います。

今、日本の卓球界は長年の低迷を抜け出して、スター選手を輩出し世界一を争うところまで来ています。プロ化も進んできました。これは日本卓球協会のビジョンに基づいた、長年にわたる選手発掘と強化の成果です。

佐賀県の卓球にかかわる皆さんには、夢を描いてほしいと思います。佐賀県出身の選手が世界で戦う姿、その選手を目標にスマッシュを打ち込む子どもたち、地域で誰もが楽しく気軽に卓球を楽しむ佐賀県、そのような情景をイメージしながら、関係者が「本気」で取り組み、そこにやりがいを見出すことができる環境が大切だと考える次第です。

このたび期せずして佐賀県卓球協会の会長に就任することになりましたが、そこには「人の御縁」と「責任の重さ」を感じています。事務局の運営は大変厳しい状況ではありますが、会長をお引き受けした以上、佐賀県卓球界の発展のために力を尽くす所存です。

皆さん、ともに夢に向かって前進しましょう。

 

令和74月 佐賀県卓球協会会長 伊藤 正